エルモット村文化祭は、なぜ「社会実験」なのか?
2023/02/26
「職業に貴賎なし」を体現する社会形態とは?の挑戦
「好きなことをして生きていく」事は可能か?という命題に取り組みます。
エルモット村文化祭のちらしが、できました。
下段に
「理想の社会を作る実験に参加したい人、集まれー!」
という一文を入れています。
今回のブログでは、この意図についてお話ししますね。
「職業に貴賎なし」に納得できる社会とは?
…好きなことで生きて行けるのか?
「職業に貴賎なし」という言葉がありますよね。
職業によって差別すべきではない、という考え方です。
でも実際には、稼げる職業、稼げない職業が存在しています。
「好きな事では食べられない」という考えもあります。
たまに、そんな人が居ても、自分には無理と思う人が多いようです。
そして、多くの人が「個性を活かして生きる」という
選択ができない状態の中で生きています。
「稼げる職業に就くためにはどうしたらいいの?」という競争意識で、
子供の頃から「収入を増やすこと」を基準に
人生設計して生きる状態になっています。
個性や特技を活かした職業に就いていたとしても、
更に付加価値をつけて価格を上げるにはどうしたらいいか、
それを考えることが、経済的成功の大きな要素になっています。
そして「お金のために我慢する」という態度から発生する
ストレスのバイブレーションは、社会全体に大きく影響しています。
いちいち、お金の計算しながら生きたくなーい!
いちいちお金の計算をしなくても
普通に生活できる環境を作りたいな、と私は思っています。
社会主義の国は、それが実現できています。
そして、その国を訪れた人の中には
「サービスが良くない」という印象を持つ人が少なくないそうです。
その理由は「職業選択の自由が少ない」点にあるのでは?と私は推測しています。
好きでもない、与えられた仕事を、こなしていれば、生活費が与えられる。
そのような「ただ生存しているだけ」の状態では、
能力を高めたいという気持ちになれないのも当然です。
そこで、エルモット村では、自分の好きなことを発見して
安心して行動できる環境を作ろうと考えました。
「好きなこと」で生きていける環境づくりへの挑戦
「挑戦」という行為は、自己肯定感を高めてくれます。
しかし、この資本主義の日本では、すべて自己責任です。
失敗したら借金を抱えて身動きできなくなってしまいます。
その「自己責任」という考え方を手放すことが必要かな、と考えました。
生存の保証や、人権が尊重される環境、
とりあえずは「衣食住は満たされる」という環境。
それは、まずは「美味しいごはんがちゃんと食べられる」という環境整備です。
ですので、エルモット村文化祭では、
誰でもフリーでご飯が食べられるようにしたいと考えました。
新しい循環のカタチを。
来場者の中には、ベジタリアンの人も多いと予想されます。
ジビエや焼き鳥はいらない、という人も多いと思います。
いらない分は人に譲って、譲られた人は何かのサービスをしてお礼して
軽く循環できる仕組みが作れたらいいなと思っています。
これは、一つのアイデアなのですが
ボランティアや出店で入場してくださる方は、
「襷」を掛けてもらおうと思っています。
選挙の時に候補者が肩からかける、あの襷です。
襷には、自分の好きなことや得意技を書いてもらいます。
たとえば
「レイキヒーリングもできる大工です」とか
「なんちゃってカウンセラーです」とか
「英会話に挑戦したい料理好きです」とか
適当に書いてもらいます。
すると、会場で何か、いつも肩こりなんだ、とかいう人が
「レイキヒーリングしてもらえませんか?」とか
話しかけやすいきっかけになりえると思いました。
実は、世の中には、せっかく技術を持っていても
仕事にする自信がない、あるいは仕事にしたくない、
そんな理由で、持っている技術を使わない人がたくさんいます。
ぜひその技術を、表に出してもらえたらいいなと思っています。
それで助かる人がいるはずなのです。
エルモット村は、自分が好きなことを実行できる環境を作ります。
失敗しても大丈夫!な環境づくり。
万一、失敗したとしても、ここでは美味しいご飯は食べられます。
そして「失敗なくして上達なし」と捉えている人が
周囲にたくさんいますから、咎められることもありません。
そして、成功しても失敗しても、収益をみんなでシェアします。
この分配方法に関しては、いろんな意見があります。
「貢献度に応じた分配がいい」という意見もあれば
「平等に等分でいいんじゃない?」という人もいます。
また、「好きでボランティアするのだから、
『分配なんていらない』『貰おうと思ってない』」
という人も実際にいらっしゃいます。
この分配方法に関しては、最初から完成するとは思っていませんので
回を重ねて改良していくことになると思います。
おそらく今回は「等分」で分配することになると思います。
ですので、分配を目的に参加していただくのではなく、
「一緒に挑戦を楽しみたい」「分配されたらラッキー」程度に
考えてくださる方に出店していただけるようお願いします。
損得を考えずに、自分がやってみたいことを行動に移せる。
失敗も成功も関係なく、自分が喜べる。
そして、美味しいごはんが食べられて、価値観の近い仲間ができる。
そんな仕組みを、このエルモット村文化祭で
実験・実践したいと考えています。
ぜひ、お気軽に、お誘い合わせて、ご参加くださいね。
3月21日の春分の日、エルモット村文化祭で、お会いしましょう!
お会いできるのを、お待ちしております❤️
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エルモット村
〒198-0003
東京都青梅市小曾木5丁目3074−1
電話番号 : 050-1782-1438
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