理想の社会についての考察
2023/02/18
遊びながらも、本気で社会実験に挑んでいます。
エルモット村での実験
エルモット村は、理想の社会を作る実験をしています。
〜「社会主義の中に資本主義をちょっと混ぜたようなの」を目指して〜
人によって、理想にも色んなカタチがあると思いますが
エルモット村の理想を、以下のように定義してみました。
エルモット村が理想とする社会
- 職業に貴賎なく、
- どんな仕事をしても安心して生活できる保証があり、
- 自分の好きなことや得意なことに邁進でき
- 「どうしたら利益が上がるか」よりも「どうしたら高品質なものが作れるか」に意識を向けることができて
- 全くの平等分配ではなく、若干は貢献度や能力に応じて利益を分配する。
てな感じの世界を目指しています。
この理念を形にするために
重要なことは
「どのように収入を得るか?」
と
「どのように分配するか?」
この2点が
「思想の体現」の核となるのかな?
と考えました。
なので、
この理想の実現に向けて、
「エルモット村の文化祭で得られるであろう収益」を
以下のように分配しようと考えました。
収入ー経費=利益
この利益を関係者に分配する方法について
まずはざっくりと・・・
収入 | 1. チケット売上
2. 広告スポンサー料 3. 寄付 |
---|---|
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経費 | 1. 本部経費(HP作成、チラシ、現場設営、材料、交通費、依頼講師への謝礼、その他諸々の必要経費) 2. 次回の準備費 |
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利益の分配 | A. ボランティアへ、貢献度に応じての配布(数千円〜数万円) B. 村民対象、ベーシックインカム配布(一律で数百円程度) (利益の分配は、予想を下回る場合もあります。) |
収入から経費を引くと、利益が残ります。
一般企業はこの収益から社員に給料を払ったり次回へ投資したりします。
しかし…エルモット村が人を雇用するのは、リスクが大き過ぎ迷惑かける可能性大!で、選択できません。
そしてまた「風の時代」でもあり、固定的な就業を望まない人が増えているのも事実です。
エルモット村の母体である「エルモット・カフェ」は海外ボランティアに助けられてきましたが、
彼らの大半は20代半ばのヨーロッパの若者男女で、「仕事をやめて、次の仕事を見つけるまでの間に日本を知りたいから」などの理由で来日していました。
「お金に囚われずに、価値ある体験をしたい」
というニーズは世界中にあると確信しています。
そこで、エルモット村は原点に戻り、人生を楽しむために、ボランティアとして喜んで働きたくなる環境を作ろう!と考えました。
ボランティアしたくなる環境とは?
- 自分の得意なことが活かせる/自分の好きなことで喜ばれる
- 知見が得られる/新しい発見がある
- 収入になったり、トクすることがあればラッキー
このような価値が提供できれば、世界中からボランティアが来てくれるはずです。
しかし海外ボランティアは観光ビザで来日することが多いので、現金のやりとりは御法度です。
そこで、現金でなく、ご飯や寝る場所を提供する。しかも高品質なものを出したい。もちろん日本人も同様に、です。
エルモット村文化祭のボランティアで得られるもの
- 楽しい体験(本来、自分でお金を払って行う趣味のもの)
- 美味しい食事(しかも高品質)
- 個性的な仲間
- 成長への刺激
- (収益が大きい場合は)貢献度に応じて利益の分配も
特に食事は、都会とは違って新鮮で高品質なものが手軽に入手できるので、体も喜びます。
今はまだ、文化祭の単発運営ですが、これを継続できるようになり、常設できるようになれば、寮を整備したいと考えます。そうなれば安心して生活できます。
一方で、基盤になるものとして「ベーシックインカム」の考え方を一部取り入れようと考えています。エルモット村民登録された村民の皆様全員に一律、参加する/しないに関わらず、一律配布する。という考え方です。現時点での予価は、数百円程度ですが、しかし「存在に対して与えられる」という社会主義的で絶対的な平等思想、貢献度も達成度も関係なく、障害も発達レベルもLGBTQも全く不問に「与えられる」という行為自体に価値があると考えて、「理想の実現」への一歩として導入したいと考えました。
エルモット村が発展して、色んな意味で余裕ができてきたら、ベーシックインカム予算も大きくしたいですが、現状はやはり実際に動いてくださるボランティアの方に分配させてもらうのが、継続可能な事業にするためにも必要かなと考えています。
この分配システムを実現するために
- 来場者もボランティアも、継続して参加したくなる「魅力的な企画」
- 来場者もボランティアも「社会を共創している」という意識
エルモット村文化祭は、癒しの祭典です。
今、自信をなくして生きにくさを感じている人は、日本中に大勢いらっしゃいます。出社できない人、メンタルが原因で休職している人が、大企業には1割も在籍しているとの調査結果もあります。
そんな企業様と連携して、自由に自分を解放できるような、参加しやすい形態も探っていきたいと考えています。「会社に頼らなくても、こんなに自由にラクに生きている人たちがいるんだ?!」という刺激が、新しい人生の扉を開いてくれる…かも、しれませんね?!
エルモット村に、多くの方が関わっていただくことは、理想の実現化に不可欠です。
ぜひ、一人でも多くの方に、エルモット村に関わっていただき、宇宙的な意識で生きられる大らかな社会、自分らしく生きられる理想的な環境を実現していきたいと心から願っています。
「総論賛成、各論反対」ということは、よく起こることです。
「方向性は賛成だけど、実際に自分に利害が影響して、我慢したり譲ったりすることが発生するなら、反対」という状態です。
だからこそ、エルモット村は「エゴを手放す」「共に生きる」「うちゅんちゅ意識」が必須と考えています。ぜひ、うちゅんちゅ意識でご参加ください。お待ちしています!
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エルモット村
〒369-1205
埼玉県大里郡寄居町末野535-2
電話番号 : 045-579-5646
FAX番号 : 048-579-5801
癒しのコミュニティを埼玉で運営
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